🏢 基本情報
- 企業名:株式会社ストリームメディアコーポレーション(Stream Media Corporation)
- 証券コード:4772
- 業種:情報・通信業
- 所属取引所:東証グロース(GRT)
- 決算期:12月31日
📝 企業概要と特色
ストリームメディアコーポレーションは、K-POPを中心としたエンターテインメントコンテンツの配信・マネジメント・イベント運営などを手がける企業です。韓国の人気グループとの提携に強みがあり、エンタメ業界とデジタル技術の融合による事業展開が特徴的です。
人的資本については、「人」を最も価値ある資本と定義し、国籍・性別問わず優秀な人材を積極的に登用する方針を掲げています。
👶 育児休業制度と人的資本戦略
ストリームメディアコーポレーションでは、女性のキャリア支援および男性の育休取得促進を今後の課題と認識しており、制度整備と社内意識改革の両輪で取り組みを始めています。
主な取り組み内容:
- 女性管理職比率:38.7%(2024年)
- 男性の育児休業取得率:現在は実績ゼロ
- 今後の取得促進に向けて、外部講師による研修を実施(育児参加の意義や制度活用方法を共有)
- LGBTQ+理解促進研修など、多様性を尊重する文化形成も強化中
まだ取り組みは初期段階ながら、啓発・教育を通じて育児休業制度の活用促進と、長期的な働きやすい職場づくりを目指しています。
📊 定量的実績・数値目標
指標 | 内容 |
男性育休取得率 | 実績:0%(2024年)→今後取得促進へ向け準備中 |
女性管理職比率 | 38.7%(男性:61.3%)※勤続年数に差あり |
ダイバーシティ施策 | LGBTQ+研修、外国籍採用、文化理解研修を導入 |
その他 | 平均勤続年数や勤続差による昇格格差の是正に注力中 |
🌱 制度の強みと独自性
- 多様性(D&I)に対する感度が高く、社内研修の実施頻度も多い
- 韓国市場との接点を活かしたグローバル人材活用や外国籍登用にも積極的
- 女性のキャリア支援には積極的だが、男性育休については今後の強化が課題
今後の育児支援体制の整備によって、さらに「誰もが安心して働ける企業」への進化が期待されます。
🧭 制度から見る働き方のヒント
ストリームメディアコーポレーションは、これから育児支援に力を入れていく「意志ある企業」として、以下のような点が注目されます:
- 制度よりもまず「風土・教育・理解」から着実に整えていく方針
- ダイバーシティ全体の推進と、育休支援を統合的にとらえる戦略
- 今後、制度設計と数値目標が明確化されれば、より多様な働き方を実現可能
“これから整えていく段階”にある企業だからこそ、変化と成長を期待できる働き方改革が魅力です。
※本記事は2025年3月24日提出の有価証券報告書をもとに作成しています。
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